神奈川県青少年交響楽団 第194回演奏会報告


昨日、無事に演奏会終了いたしました。
たくさんのご来場ありがとうございました。

私が指揮をさせていただきました後半のプログラムについて報告いたします。

まず、「知的障がい者手話コーラス ぞうと仲間たち」の皆さまと競演させていただいた3曲について。
「キリマンジャロ」はシロフォンのソロと、「ありがとう花」と「見上げてごらん夜の星を」は手話つきのコーラスの皆さまと演奏させていただきました。
事前に打ち合わせには伺わせていただきましたが、オーケストラとの合わせは当日のリハーサルが初めてでした。
テンポなど不安ではありましたが、皆さんがよくオーケストラを聴いてくださったので安心して本番にのぞめました。
シロフォンのソロでは、躍動感のある元気な演奏で、本番中 鳥肌が立つぐらい感動しました。
また、コーラスも音楽の本当の楽しさを全身で表現してくださり、音楽のすばらしさを実感できた瞬間でした。
知的障がい者の方々との競演は、私にも青少年オケにとっても初めての試みでした。
最初は不安もありましたが、音楽の力で様々な年代のいろいろな方々と一つになることができました。
今回の競演にご協力していただいた、「ぞうと仲間たちの」指導の木村先生には本当に感謝しております。

「水上の音楽」はそれぞれの曲の特徴を出せた演奏ができました。
特に2曲目の「アリア」の2ndヴァイオリン、和声のかなめの音を意識してしっかりと支えてくれましたね!
5曲目の1stヴァイオリンと木管の、一瞬も気を抜かないフレージング見事でした。音色もとてもきれいでした。
弦楽器の弓使いを合わせ細かい表現まで合わせること、曲の中でハーモニーを合わせることの練習の積み重ねの結果が実を結んだ良い演奏でした。

アンコールの「ラデツキー行進曲」のスネアは『さすが』です!音楽の専門の学校に入って、音色も変わり、安定感もさらに増しましたね!
手拍子をしてくださった客席の皆さま、素晴らしい強弱を付けてくださってありがとうございます!
ホール全体が一つになった瞬間を体験できて、本当に楽しむことができました。

ご来場いただきました皆さま、演奏会を支えてくださったスタッフ・OBOGの皆さまに改めて感謝申し上げます。